古着市場で近年大人気の「米軍 U.S.ARMY IPFU フィットネスジャケット」。 90年代〜00年代特有のテックな雰囲気と、ボクシーなシルエットが魅力ですが、人気ゆえに市場にはレプリカ(民間品)も多く出回っています。
「せっかく買うなら実物・新品・デッドストックの本物が欲しい」 「古着屋で見つけたARMY ナイロンジャケットは本物?」
そんな疑問を持つ方のために、今回はIPFUジャケットの本物の見分け方を徹底解説します。結論から言うと、デザインうんぬんよりも「内側のタグ」を見れば一発で判別可能です。
IPFUジャケット 本物の見分け方は「タグ」が決定打

本物(米軍実物)かどうかの判断は、内側に付いている「ミルスペックタグ(官給品タグ)」の記載内容を確認するのが最も確実です。
V字のリフレクターやナイロンの質感といった「見た目」はレプリカでも精巧に再現されています。しかし、アメリカ軍が正式に管理・発注した証拠である「コントラクトナンバー」は、本物の官給品(サープラス)にしか記載されていないからです。
購入時は、襟元または内側にある白いタグを見て、以下の3点が記載されているか確認してください。
① コントラクトナンバー(契約番号)
ここが一番重要です。
SPO100-XX-D-XXXXDLA100-XX...
といった形式の番号を探してください。(※XXの部分には製造年の数字が入ります)
これらがなく、単に何らかのブランド名や「Made in China」などの生産国表記しかない場合は、民間のレプリカである可能性が高いです。
② NSN(ナショナルストックナンバー)※超重要
- 例 : 8415-01-465-4811
上記のような、ハイフンで区切られた13桁の管理番号です。これはNATO諸国などで共通して使われる備品管理番号で、本物の証です。
ISO GROUPで確認できます。
こんな感じの文字がずらずら並んでたらOK!
↓
NSN 8415-01-465-4811, 8415014654811
JACKET,PHYSICAL FIT
ISO GROUPの検索窓で8415-XX-XXX-XXXXと検索して、ヒットしなかったら偽物です。
③ 正式名称の記載
IPFUジャケットの正式名称である以下の文字列が書かれています。
- IPFU
JACKET ARMY
IPFUジャケットの偽物(レプリカ)の特徴とは?
市場に出回っている「IPFUジャケットの偽物」を見分けるには、タグ以外にも「品質の粗さ」をチェックするのがポイントです。
ファッション用として製造された「ARMY ナイロンジャケット」の多くは、デザインこそ模倣していますが、米軍が定めた厳格な品質基準(ミルスペック)までは再現していないことが多いためです。
刺繍のクオリティが低い
胸元の「ARMY」の刺繍をよく見てください。
- 本物: 太い糸で密度が高く、立体的でガシッとしている。
- 偽物: 糸が細くスカスカ、文字同士が糸で繋がってしまっている。
リフレクター(反射板)が劣化しやすい
IPFUジャケット最大の特徴であるV字のリフレクターですが、コストカットされた偽物は反射材の質が悪いです。洗濯するとすぐに剥がれたり、反射の輝きが鈍かったりします。
年代別の特徴(PFU・IPFU・APFUの違い)
「ARMY トレーニングジャケット」と一口に言っても、年代によって素材や色が異なります。今回紹介しているIPFUは、2000年代を象徴するモデルです。
- 【1990年代】PFU
- 特徴: グレーのスウェット生地。
- 古着でおなじみのコットンパーカーなどはこの世代。防水機能はありません。
- 【2000年代】IPFU(今回の主役)
- 特徴: グレーのナイロン生地 + V字リフレクター。
- 防風・撥水性が付与され、今のトレンドに近い「幅広・短丈」のシルエットが特徴です。
- 【2014年〜】APFU(現行)
- 特徴: ブラック(黒)×ゴールド(黄色)。
- 汚れが目立つグレーから、陸軍カラーの黒に変更され、スタイリッシュなデザインになりました。
知っておくと通な豆知識 ~その1~
IPFUジャケットの実物を手に入れたら、ぜひ試してほしいのが「隠しデジカモ」です。
フラッシュで浮き出る隠し迷彩
IPFUジャケットの後期型(2000年代後半〜)の一部には、生地全体にうっすらとデジタルカモフラージュ柄(UCP迷彩)の透かしが入っています。
夜間に車のライトやカメラのフラッシュを当てると、この迷彩柄が全面リフレクターとしてピカッと光り輝きます。
知っておくと通な豆知識 ~その2~
グレーから黒に変わったワケ
IPFU(グレー)からAPFU(黒)へ変わった最大の理由は、兵士からの「グレーは汗染みや汚れが目立ちすぎてダサい」という切実な不満があったからだと言われています。
Q. 旧型のスウェット(PFU)や、現行の黒いウェア(APFU)も見分け方は同じ?
A. はい、基本は同じです。 どの年代のウェアでも、本物には必ず「コントラクトナンバー(契約番号)」が記載されたタグが付いています。
- PFU(スウェット): 古いためタグの文字が消えていることが多いです。一般ブランドのタグが付いていれば民間品です。
- APFU(黒): IPFUと同じく、タグの番号と刺繍のクオリティで判断できます。
迷ったら、まずは「タグにSPOやDLAから始まる番号があるか?」を探してみてください。
まとめ:ARMY ナイロンジャケットの見分け方一覧
失敗しないためには、デザインの雰囲気だけで即決せず、必ずタグを確認しましょう。
| チェック項目 | 本物(実物・官給品) | 偽物(レプリカ・民間品) |
| タグの番号 | コントラクトNo.あり (SPO…/DLA…) | なし (サイズ表記のみ等) |
| 刺繍 (ARMY) | 太い糸で密度が高い | 糸が細い、密度が低い |
| リフレクター | 輝きが強く丈夫 | 剥がれやすい |
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偽物を掴まないための最後の砦
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