米軍 OG-107とOG-507のいちばん大きい違いは生地です。見た目は似ていますが、ここが違うと「見え方(アタリ)/シワ・乾き/色落ち」が変わります。
この記事では、ユーティリティシャツとベイカーパンツを分けて「何が違うのか」と「見分けでまず見る所」をまとめます。また、各項目の最後に、選び方の目安も入れています。
押さえておきたいのが生地の違い(シャツ・パンツ共通)
- OG-107:コットンサテン(タグに COTTON SATEEN と書かれている個体が多い)
- OG-507:コットンポリ/デュラプレス(タグに DURA PRESS と書かれている個体がある)
この生地差が、シャツなら肘や縫い目、パンツなら膝や尻に出やすい――このように考えると違いがわかりやすいです。
米軍 OG-107/OG-507 ユーティリティシャツの違い
違いは生地(コットンサテン/コットンポリ・デュラプレス)
ユーティリティシャツは、襟・前立て・ポケット・袖・ステッチなど見どころが多いですが、OG-107とOG-507の見分けは生地がいちばん早いです。
- OG-107:コットンサテン
タグに COTTON SATEEN と書かれている個体が多く、手触りは「少しザラっとしている」と表現され、表面にうっすら艶が出ることがあります。サテンといってもドレスのような光沢ではなく、織りが詰まった綿生地の艶です。 - OG-507:コットンポリ/デュラプレス
綿×ポリエステル混紡(コットンポリ)の個体があり、タグに DURA PRESS と書かれているものもあります。デュラプレスは、洗ったあとにシワが残りにくくなるようにした仕上げを指す言葉として扱われます。
OG-107=コットンサテン、OG-507=コットンポリ/デュラプレス。生地が違うので、アタリの出方・シワ/乾き・色落ちの印象が変わります。
生地が変えるところ:見え方/洗い上がり/色落ち
シャツで分かりやすい差は次の3つです。
1.見え方(パッと見の雰囲気)
OG-107は、縫い目やポケット口、肘など擦れやすい場所が先に抜けて、明暗がつきやすいです(アタリ)。濃淡が出るので、いわゆる古着っぽい雰囲気になりやすい。
OG-507は表面の出方が比較的フラットで、同じオリーブでも“面”が整って見えやすい個体があります。
2.シャツの乾き具合・シワ
OG-107(綿の比率が高い個体)は、洗うとシワが残りやすく、乾きもゆっくりになりやすいと言われます。
OG-507(デュラプレス表記のある個体)は、洗濯後のシワが残りにくく、乾きも早い傾向と言われます。
3.色落ち(フェード)
OG-107は、アタリと一緒に色が抜けていくので、退色に濃淡が出やすいです。生地がほぐれて「くたっ」と馴染むように見える個体もあります。
OG-507も色落ちはしますが、OG-107のように角が立つ抜け方より、全体のトーンがゆっくり変わるように見える個体がある――ここが印象の差になりやすいです。
米軍 OG-107,OG-507 ユーティリティシャツは「生地」を見るだけで違いがよくわかります。OG-107はアタリが立ちやすく、OG-507は洗い上がりが整って見えやすい個体があり、差は見え方・シワと乾き・色落ちに出ます。
ディティールの違い(補足)
結論から言うと、細部(襟・前立て・ポケット・袖・ステッチ・裾・身頃・タグ)の差は、OG-107とOG-507の差というより、OG-107の作られた時期の違いで変わることが多いです。
OG-107は長い期間作られているので、同じOG-107でも仕様が違う個体があります。袖口が筒っぽいものがあったり、後の年代でカフス+ボタンが付いたり、ポケットやステッチ、ボタンの雰囲気が変わったりします。サイズ表記や着丈バランスが違う個体があるのも、この“時期の違い”が理由です。
一方でOG-507は、見た目の作りとして後期OG-107に近い個体をよく見かけます。
ディテール(OG-107/OG-507で“違いっぽさ”が出る所)
襟まわり
- OG-107:年代でバラつきが出やすい(開きが強い個体〜普通の個体まで幅がある)
- OG-507:後期OG-107っぽい襟の個体が多い
前立て・ボタン数
- OG-107:ボタン数や前立ての雰囲気が個体で違うことがある
- OG-507:後期側に近い雰囲気の個体が多い
ポケット
- OG-107:フラップ形状やペン差しの有無が年代で変わる
- OG-507:フラップ+ペン差しの“いつもの形”が多い
袖(いちばん分かりやすい)
- OG-107:初期に筒袖があり、後になるほどカフス+ボタンが増える
- OG-507:カフス+ボタンの個体が多い
縫製(ステッチ)
- OG-107:縫い方の見え方が時期で違う個体がある(ダブルっぽく見える個体など)
- OG-507:見え方が揃っている個体が多い(例外はある)
裾
- OG-107:裾の形やサイドの作りに個体差が出ることがある
- OG-507:ベーシックな裾の作りが多い
身頃のバランス(サイズ感)
- OG-107:着丈・身幅・絞りの出方が個体で違いやすい
- OG-507:タックイン前提っぽいバランスの個体が多い
タグ表記(最後に見ると早い)
- OG-107:COTTON SATEEN 表記が多い
- OG-507:DURA PRESS 表記がある/素材欄に混紡が書かれていることが多い
※軍モノはいろんな事情があるので、ここは「絶対こう」と言い切る話ではなく、そういう個体を見かけやすいくらいの捉え方でOKです。
- OG-107 → 年代でディテールが変わる個体がある
- OG-507 → 後期OG-107に近い作りの個体を見かけやすい
襟・ポケット・袖・ステッチなど細部は、OG+数値というよりOG-107内の年代差で変わる個体が多いです。
米軍 OG-107/OG-507 ユーティリティシャツを選ぶポイント
OG-107
- 古着っぽい雰囲気が好き(着るほど味が出てほしい)
- シワやヨレも“かっこよさ”として楽しめる
- 多少ラフでも絵になるシャツがほしい
- 色落ちや擦れの濃淡(アタリ/フェード)を育てたい
※写真で雰囲気を掴みたい人は、WAIPERの商品ページのモデル着用カットを見ると早いです。
OG-507
- きれいめ寄りで着たい(形が整って見えるほうが好み)
- 洗ってそのまま着たい日が多い(アイロンはなるべく避けたい)
- 古着っぽさより、すっきりした印象が好き
- “整った見え方”のユーティリティシャツがほしい
※シルエットの雰囲気は、WAIPERの商品ページのモデル着用カットで確認しやすいです。
米軍 OG-107/OG-507 ベイカーパンツの違い
パンツは「膝と尻」に生地差が出やすい
ベイカーパンツは、同じ生地差でも出る場所がはっきりしています。シャツで肘や縫い目に出たアタリは、パンツだと 膝・尻・股まわり・ポケット口 に寄ります。
違いは生地(コットンサテン/コットンポリ・デュラプレス)
- OG-107:コットンサテン
少しザラっとした質感と、表面にうっすらした艶が出ることがある生地です。サテンといってもドレスのような光沢ではなく、目が詰まった綿生地が光を受けてほんのり明るく見える感じ。
膝・尻・縫い目の角などにアタリが出て、濃淡として見えやすいと言われます。 - OG-507:コットンポリ/デュラプレス
綿×ポリエステルの混紡の個体があり、DURA PRESS 表記があるものもあります。洗ったあとにシワが残りにくい方向の仕上げ名として書かれていることがある、という理解でOKです。
洗い上がりの形が崩れにくく、面がスッと見えやすい個体がある――ここが分かりやすい差になります。
OG-107は膝や尻にアタリが立ちやすく、OG-507は洗い上がりが整って見えやすい個体がある。差は「膝・尻の表情」「シワと乾き」「色落ちの見え方」に出ます。
生地が変えるところ:見え方/洗い上がり/色落ち
見え方(アタリの出方)
OG-107は、膝・尻・ポケット口・縫い目の角など、当たりやすい場所が先に明るく抜けて濃淡がつきやすい。ベイカーらしい立体感はここで出ます。
OG-507は、同じように穿いても濃淡が強く出ない個体があり、見た目はフラット寄り。のっぺり=悪いではなく、面が整って見えるタイプです。
洗い上がり(シワ・乾き)
OG-107は、洗うとシワが残りやすいぶん、そのまま穿くとラフな表情になります。
OG-507(DURA PRESS 表記のある個体)は、洗濯後のシワが残りにくい/乾きも早い傾向と言われます。
色落ち(フェード)
OG-107はアタリと一緒に色が抜けるので、退色がグラデーションになりやすい。穿き込みの“履歴”が見え方に出ます。
OG-507も色落ちはしますが、角が立つ抜け方より、全体のトーンがゆっくり変わるように見える個体がある――ここが印象の差になりやすいです。
パンツは膝と尻で差が出ます。OG-107は濃淡がつきやすく、OG-507は洗い上がりが整って見えやすい個体があります。
ディテールの違い(補足)
ベイカーパンツは、生地だけじゃなく ポケット/フライ/ウエスト周り/ステッチ/裾とシルエット/タグ でも印象が変わります。
ただしここは、同じ呼び方でも契約や年代で入れ替わる部分があるので、「OG-107だから必ずこう」「OG-507だから必ずこう」と決めつけないのがポイント。個体の特徴をサラッとに見るくらいがちょうどいいです。
ベイカーパンツの特徴
ポケット(フロント/バック)
見る所:フロント貼りポケットの形・角の立ち方/バックポケットの有無・形(フラップやボタンの有無)/補強の入り方
- OG-107:年代で仕様が変わることがあり、同じOG-107でもポケットの“顔”が変わることがある
- OG-507:ポケットの作りが似た雰囲気で揃っている個体を見かけることがある(例外あり)
前開き(フライ)
見る所:ボタンフライか、ジッパーフライか
- OG-107:ボタン/ジッパーどちらもあり得るので、タグとセットで確認すると早い
- OG-507:ジッパーフライの個体を見かけることがある(個体差あり)
ウエスト周り
見る所:持ち出し/アジャスターの有無/ベルトループの雰囲気
- OG-107:年代・契約で作りが変わることがある
- OG-507:実用目的の作りで、見た目のまとまりが出やすい個体を見かけることがある
縫製(ステッチ)
見る所:当たりやすい場所(ポケット口・股・尻)の補強/ステッチの見え方
- OG-107:縫いの見え方が個体で変わることがある
- OG-507:ステッチの見え方が似た雰囲気の個体を見かけることがある
裾とシルエット
見る所:ワタリ〜裾の太さ/落ち方/裾の処理(オリジナルか、直しが入っているか)
- 共通:古着は裾上げが多いので、仕様の違いと直した跡は分けて見る
タグ表記(最後に見る)
見る所:COTTON SATEEN/DURA PRESS/素材表記(混紡の記載)
- OG-107:COTTON SATEEN をよく見かける
- OG-507:DURA PRESS の表記や、混紡(例:50/50と説明される)として扱われる個体がある
米軍 OG-107/OG-507 ベイカーパンツを選ぶポイント
OG-107
- 履き込んだ表情(アタリ/フェード)が出てほしい
- 膝や尻のアタリ、色落ちの濃淡が好き
- 無骨さ、土っぽさ、古着の空気感がほしい
- シワも含めてラフに穿きたい
※写真でシルエットや雰囲気を掴みたい人は、WAIPERの商品ページのモデル着用カットを見ると早いです。
OG-507
- ベイカーでも、すっきり見せたい
- 洗ったあとも形が崩れにくいほうがいい
- 色落ちはしても、アタリが強く出すぎないほうが好み
- 普段着として回しやすい(扱いがラクなほうがいい)
※サイズ感や落ち感は写真がいちばん早いので、WAIPERの商品ページのモデル着用カットで雰囲気を確認するとイメージしやすいです。
OG-107とOG-507の違いまとめ
- シャツ・パンツ共通でいちばん大きな違いは生地:OG-107=コットンサテン/OG-507=コットンポリ・デュラプレス表記の個体がある
- 生地が変えるのは3点:アタリの出方/シワ・乾き/色落ちの見え方
- シャツは肘や縫い目、パンツは膝や尻に差が出やすい
- 細部(襟・袖・ポケット・フライなど)は年代や契約で入れ替わることがあるので、最後に個体ごとに確認するのが確実


写真で違いを確認したい人は、WAIPERの商品ページのモデル着用カットなどが参考になります。

