ポーラテックのフリースで最強なのはPolartec High Loftの素材が使われてるものです。 理由は、暖かさの源となる「デッドエア(動かない空気の層)」を最も多く溜め込める構造だからです。
デッドエアと言われてもピンとこないと思うので、この記事では、ポーラテックハイロフトの説明と、その素材が使われている最強フリースを紹介します。
Polartec High Loftとは
Polartec High Loft(ポーラテック ハイロフト)とは、米国のポーラテック社が開発したフリース素材の一つで、「軽さ」と「保温性」を極限まで両立させた、フリース素材の最高峰とも呼ばれるモデルです。
かつては「Thermal Pro High Loft」という名称で分類されていましたが、現在は独立したカテゴリーとして確立されています。
登山や軍用装備(ECWCSなど)で採用される「最強の保温着」として知られています。
圧倒的な「デッドエア」保持力
ハイロフトの名の通り、「長い毛足(Loft)」が最大の特徴です。
- 仕組み: 長い毛が立ち上がることで、体温で温められた空気を大量に抱え込みます。この動かない空気の層(デッドエア)が断熱材となり、外気を遮断します。
- イメージ: ダウンジャケットや魔法瓶と同じ原理です。生地の厚み(重さ)で温めるのではなく、「空気」で温めるため、驚くほど軽量です。

「魔法」と呼ばれる機能性(通気と保温)
ハイロフトは、状況によって正反対の性質を発揮するため、冬山登山などで「魔法のウェア」と表現されることがあります。
- 単体で着ると「涼しい」: ベースの生地はメッシュのようにスカスカに編まれています。そのため通気性が抜群で、行動中に着ていても熱や汗などの湿気を素早く外に逃がし、蒸れ(オーバーヒート)を防ぎます。
- シェルを羽織ると「さらに暖かい」: 上に防風性のあるシェル(ハードシェルやウインドブレーカー)を一枚羽織ると、空気が閉じ込められ、強力な保温ウェアに変化します。
Polartec High Loftは、「行動中は蒸れずに涼しく、止まってシェルを着れば最強に暖かい」という、冬のアクティビティに必要な矛盾する機能を兼ね備えた、非常に高性能な素材です。
Classic(200/300)やThermal Proとの違い
| 素材 | 特徴 | 適したシーン |
| High Loft | 最軽量かつ最高保温。毛足が長く、通気性が高い。圧縮して小さく持ち運べる。 | 冬山登山、極寒地、街着、部屋着 |
| Classic (200/300) | 耐久性が高く安価だが、重くて嵩張る。目が詰まっており通気性は劣る分暖かいが、汗かいたら詰み。汗冷えする。 | キャンプ、海釣り、街着、焚き火 |
| Thermal Pro | デザインや質感が豊富。ハイロフトに近い暖かさはあるが、重量対比ではハイロフトに劣る。 | 普段使い、ファッション |
ポーラテック ハイロフトのフリース
この素材の実用性を世界に知らしめたのが、米軍の寒冷地被服システム「ECWCS(エクワックス) Gen III Level 3」のフリースジャケットです。

- 兵士が重い装備を背負って行動する際、汗冷えせず、かつ休憩時には凍えないようにするために、この「ハイロフト」素材が選ばれました。
- 「着る毛布」とも形容される着心地と機能性は、ここから来ています。
ECWCS Gen III Level 3 フリースの手に入れ方
先ほど触れた「ECWCS(拡張式寒冷地被服システム)」は、米軍が採用している本物の装備品、いわゆる「実物」です。
こうした軍用品は一般市場でも入手可能ですが、人気ゆえにレプリカも数多く存在します。軍モノの本物を見分けるポイントの1つは、商品名などに「実物」という表記があるかどうかです。
確実に本物を手に入れたい場合は、ミリタリーショップ「WAIPER」での購入をおすすめします。日本一の規模を誇る倉庫を持ち、古くから米軍の実物を豊富に取り扱っているため、安心して購入できます。
間違えてレプリカを買ってしまう失敗を防ぐため、WAIPERで取り扱っている「実物 ECWCS Gen III Level 3 フリース」へのリンクを貼っておきますね。
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