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クライマシールドとプリマロフトの違い

クライマシールドとプリマロフトの違い ミリタリーファッション
※AIによるイメージ画像です。

クライマシールド(CLIMASHIELD)とプリマロフト(PrimaLoft)は、どちらもダウンの代わりに使われる高性能な化繊中綿です。

「濡れても保温力を維持しやすい」という点は共通していますが、構造や得意とする使い方には少し違いがあります。

ミリタリージャケットを選ぶときや、登山用の防寒着を探していると「結局どっちがいいの?」となりやすいので、それぞれの特徴を比べてみます。

ミリタリーランド

昔からミリタリー好きで、実物・レプリカ・作品を幅広く紹介しています。実物は米国・ヨーロッパから個人輸入で入手した経験があります。

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クライマシールドとプリマロフトを比較

比較項目クライマシールドプリマロフト
素材ポリエステル系化繊中綿合成マイクロファイバーを中心とした化繊中綿
構造上の特徴長い繊維が連続した「連続フィラメント」が特徴Gold、Silver、Activeなど用途別にさまざまな構造・種類がある
保温性高い高い
濡れへの強さ強い強い
圧縮からの復元性特に強い高い
耐久性非常に高い高い
収納性高い特に高いモデルがある
柔らかさ・着心地やや実用性重視柔らかく衣料向き
縫製キルティングを減らせる構造製品・中綿によって異なる
得意な用途軍用品、寝袋、防寒装備、アウトドア防寒ジャケット、登山、アウトドア、軍用品
米軍との関係30年以上にわたり米軍向け製品に採用実績ありもともと米軍向けの「濡れに強いダウン代替素材」として開発

クライマシールド最大の特徴は「連続フィラメント」です。

短い繊維を集めるのではなく、長いポリエステル繊維が連続して絡み合った構造になっています。そのため繰り返し圧縮したり洗濯したりしても、中綿が偏ったり固まったりしにくいのが強みです。
メーカーも、繰り返しの使用・洗濯・圧縮後でもロフトや断熱性能を維持しやすいことを特徴として挙げています。

一方のプリマロフトは、軽量性・保温性・柔らかさ・収納性のバランスに優れています。

代表的なPrimaLoft Goldは、軽くコンパクトに収納でき、湿気や雨にさらされても暖かさを維持するよう設計されています。

つまり、かなり大ざっぱに分けるなら、

  • クライマシールドは「タフさ」
  • プリマロフトは「軽さ・着心地・携帯性」

に強みがあると考えると分かりやすいと思います。

ただし、実際の暖かさは「クライマシールドだから暖かい」「プリマロフトだから暖かい」と単純には決まりません。

使用されている中綿の種類や量、厚み、表地、防風性能、ジャケットの構造などでも大きく変わります。

ミリタリー目線ならどちらが優れている?

クライマリーシールドの素材を使ったジャケットのファッション
※AIによるイメージ画像です。

ミリタリー用途で考えるなら、個人的にはクライマシールドの特徴はかなり魅力的です。

ただし、軍用品では、ただ暖かければいいわけではない。

ミリタリー用途では、何度も圧縮してバッグに入れる、濡れる、洗う、長期間使うといった厳しい環境も想定されます。

クライマシールドは、こうした繰り返しの圧縮や使用に強いのが特徴です。

実際にClimashield Combatは、軍・タクティカル用途を想定して設計された中綿で、Climashield APEXも米軍の寒冷地用装備などで採用されています。

そのため、長期間使う装備として耐久性を重視するなら、クライマシールドはかなり相性の良い素材です。

一方、プリマロフトもミリタリーと深い関係があります。

プリマロフトは、濡れると保温力が落ちやすいダウンの弱点を補うため、もともと米軍向けに開発された化繊中綿です。

こちらは保温性だけでなく、軽さや柔らかさ、収納性にも優れているため、防寒ジャケットとして扱いやすいのが特徴です。

どちらも軍用装備で採用実績がありますが、特徴には少し違いがあります。

  • 耐久性や繰り返しの使用を重視するならクライマシールド
  • 軽さや着心地、収納性まで重視するならプリマロフト

ミリタリー目線では、この違いを基準に選ぶと分かりやすいです。

登山で防寒対策するならどっち?

プリマロフトを使ったジャケットのファッション
※AIによるイメージ画像です。

登山用の防寒ジャケットとして選ぶなら、私はプリマロフトを使ったジャケットのほうが選びやすいと思います。

登山では防寒性能だけでなく、

「ザックに小さく収納できるか」
「重量を抑えられるか」
「汗や雨で湿っても使えるか」

といった部分も重要だからです。

PrimaLoft Goldは軽量でコンパクトに収納でき、濡れた状態でも保温性を維持することを重視して作られています。

さらに、行動中に着ることを想定したPrimaLoft Gold Active+のように、保温性だけでなく通気性や動きやすさを重視したタイプもあります。

そのため、

  • 休憩時にサッと羽織る防寒着
  • ザックに入れて持ち歩く予備の防寒着
  • 寒い時期の行動着

といった使い方では、プリマロフト系ジャケットはかなり使いやすい選択肢です。

もちろんClimashield APEXも軽量で熱効率が高く、濡れに強いため、登山やアウトドアで十分使える中綿です。

特に耐久性を重視する人なら、クライマシールドを選ぶメリットもあります。

なので登山では、

  • 携帯性・軽さ・着心地を優先 → プリマロフト
  • 耐久性・繰り返し使用への強さを優先 → クライマシールド

という選び方が分かりやすいと思います。

まとめ

クライマシールドとプリマロフトは、どちらも濡れに強く、ダウンの弱点を補ってくれる優秀な化繊中綿です。

クライマシールドは連続フィラメント構造による耐久性や復元性が大きな特徴で、軍用品や寝袋など、繰り返しハードに使う装備との相性が良い素材です。Climashield自身も30年以上にわたり米軍向け断熱材を供給してきた実績を公表しています。

一方のプリマロフトは、軽さ、暖かさ、柔らかさ、収納性のバランスに優れていて、防寒ジャケットとして非常に使いやすい素材です。

  • ミリタリー装備としてのタフさを重視するならクライマシールド
  • 登山などで持ち歩く防寒ジャケットとして考えるならプリマロフト

ただ、最終的には中綿のブランドだけを見るのではなく、「どの種類の中綿が、どれくらい入っているのか」まで確認して選ぶのがおすすめです。

最後に、クライマシールドやプリマロフトを使った代表的なジャケットを紹介します。実際にどんなデザインや使われ方をしている素材なのか、イメージをつかむ参考にしてみてください。↓

素材ミリタリー系登山・アウトドア系
クライマシールドTENNIER ECWCS GEN III LEVEL 7TILAK Svalbard / Torrid Jacket
プリマロフトHOUSTON Level 7 PRIMALOFTPatagonia Nano Puff