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N-3AとN-3Bの違い

N-3AとN-3Bの違い ミリタリーファッション

N-3AとN-3Bは、どちらもアメリカ空軍が採用した極寒地用の防寒ジャケットです。

N-3Aは1950年代初頭に登場し、その後、改良型のN-3Bへと発展しました。

主な違いは、カラー、袖口の構造、前立ての長さ、ウエストの調整方法、軍用規格です。

米国防総省の当時の記録や米軍規格をもとに、それぞれの違いを比較します。

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N-3AとN-3Bの違いを比較

比較項目N-3AN-3B
登場時期1950年代初頭1950年代半ば
採用軍アメリカ空軍アメリカ空軍
カラーエアフォースブルー初期はグレー系、後期はセージグリーン
袖口ニットリブが外側に露出袖の内側にニットリブを収納
前立て裾近くまで伸びるN-3Aより短い
ウエスト調整ドローコードが外側に露出内側で調整する構造
中綿ウール系初期はウール系、後年は化学繊維も採用
軍用規格MIL-J-6279MIL-J-6279A以降の改訂規格
フードファー付き一体型ファー付き一体型

※1950年代の代表的な実物を中心とした比較です。N-3Bは長期間製造されたため、年代や規格改訂によって素材・細部が異なります。

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N-3AとN-3Bの主な違い

カラーの違い

もっともわかりやすい違いはカラーです。

N-3A:エアフォースブルー

1950年代のアメリカ空軍で採用された、濃い青色のナイロン生地を使用しています。

N-3B:グレー系・セージグリーン

初期のN-3Bにはグレー系のモデルがあり、後の規格改訂でセージグリーンが採用されました。

そのため、N-3Bをすべてセージグリーンとするのは正確ではありません。

袖口の違い

N-3Aは、袖の先端からニットリブが露出する構造です。

一方、N-3Bではニットリブが袖の内側に収まる構造へ変更されています。

N-3Bでは袖の生地がリブの外側まで伸びており、冷たい風が直接入りにくい構造になっています。

前立ての長さの違い

前立てとは、フロントジッパーを覆う防風用の布です。

  • N-3A: 前立てが裾の近くまで伸びている。
  • N-3B: N-3Aと比較して前立てが短くなっている。

どちらもジッパー部分からの風の侵入を抑える役割があります。

ただし、N-3Bも製造年代や民間向けモデルによって前立ての長さが異なります。

ウエスト調整の違い

N-3Aでは、腰回りのドローコードが外側に露出する構造が見られます。

N-3Bでは内側で調整する構造に変更され、外観がすっきりしています。

軍用規格の違い

軍用規格は、N-3AとN-3Bを区別する重要な情報です。

N-3A

  • 規格番号:MIL-J-6279
  • 名称:Jacket, Aircrew, Heavy, Attached Hood, Type N-3A

N-3B

  • 初期規格番号:MIL-J-6279A
  • 初期名称:Jacket, Aircrew, Type N-3B
  • 後年の規格:MIL-P-6279、MIL-DTL-6279など

1955年9月23日改訂の米国防総省資料「DoD Instruction 4210.2」には、N-3Bが「Jacket, Aircrew, Type N-3B」、規格番号「MIL-J-6279A」として記載されています。

したがって、N-3Bが1958年に初めて登場したという説明は、この一次資料と一致しません。

また、国防兵站局(DLA)の2003年版「MIL-DTL-6279M」では、N-3Bをフード付き極寒地用パーカとして規定しています。

まとめ:N-3AとN-3Bの違い

N-3AとN-3Bは、どちらもアメリカ空軍の極寒地用ジャケットですが、構造や軍用規格に違いがあります。

特に次の点が異なります。

  • カラー:N-3Aはエアフォースブルー、N-3Bは初期グレー系から後年のセージグリーンへ変化。
  • 袖口:N-3Aは露出したリブ、N-3Bは内側に収納されたリブ。
  • 前立て:N-3Aは裾近くまで長く、N-3Bは短い構造。
  • 軍用規格:N-3AはMIL-J-6279、N-3BはMIL-J-6279Aから改訂が続いた。

実物や復刻品の写真で細部を確認する場合は、WAIPER公式の商品ページも参照できます。


参考資料