Schott(ショット)のピーコート「740」と「753」は、どちらも米海軍のピーコートをベースにしたアメリカ製のモデルです。
最大の違いは、生地の厚さとシルエットです。
- 740: 32ozの厚手メルトンを使用した、ゆとりのあるクラシックモデル。
- 753: 24ozのメルトンを使用し、細身で着丈を短くした日本別注モデル。
Schottの米国公式サイトと日本の公式販売情報をもとに、両モデルの違いを比較します。
Schott 740と753の違い【比較表】
| 比較項目 | 740 | 753US |
|---|---|---|
| モデル | オリジナルピーコート | 日本別注ピーコート |
| ベース | 米海軍の伝統的なPコート | 740を現代的にアレンジ |
| 生地の厚さ | 32oz | 24oz |
| 生地 | ウールメルトン | ウールメルトン |
| 素材(ネイビー) | ウール80%・ナイロン20% | ウール80%・ナイロン20% |
| シルエット | ゆとりのあるクラシックフィット | 細身のスリムフィット |
| 身幅 | 広め | 狭め |
| 肩幅 | 広め | 狭め |
| アームホール | ゆとりがある | 細め |
| 着丈 | 長め | 短め |
| 裏地 | ナイロンキルティング | ポリエステル裏地 |
| 中綿 | ポリエステル中綿入り | 公式素材表示に中綿の記載なし |
| 防寒性 | 厚手の生地と中綿による高い保温性 | 24ozメルトンによる防寒性 |
| フロント | ダブルブレスト | ダブルブレスト |
| ボタン | アンカーボタン | アンカーボタン |
| 生産国 | アメリカ | アメリカ |
※740は米国本国仕様の32ozモデル、753は日本別注の753USを比較しています。740には別途、日本向けの24ozモデル「740US」があります。
Schott 740・753の販売ページ
Schott 740(32oz)
重厚なメルトン生地と中綿入りキルティングを採用した、本国仕様のピーコートです。
Schott 753US(24oz)
740より細身で短めのシルエットに変更した日本別注モデルです。
Schott 740と753の主な違い
生地の厚さは740が32oz、753が24oz
740と753では、使用するメルトン生地の厚さが異なります。
740は32ozのヘビーウェイトメルトンを採用しています。
Schottの米国公式サイトでも、32ozのメルトンウールを使用したクラシックなピーコートとして紹介されています。
一方、753USは24ozのメルトンを使用しています。
740より生地を軽量化することで、日常生活でも着用しやすい仕様になっています。
ただし、32ozと24ozは生地の重量を表す規格であり、完成したコートの重量がそのまま4対3になるわけではありません。
シルエットは740がゆったり、753が細身
740は、米海軍のピーコートに由来するクラシックなシルエットが特徴です。
身幅や肩幅にゆとりがあり、厚手のセーターなどを重ね着しやすい構造です。
753USは740をベースに、日本人の体形や現代のファッションに合わせて調整されています。
特に違うのは次の部分です。
- 身幅を細く変更
- 肩幅を狭く変更
- アームホールや二の腕を細く変更
- 着丈を短く変更
そのため、740は重厚なミリタリースタイル、753はすっきりとした都会的なスタイルに仕上がっています。
なお、753USは生産時期によってシルエットの調整が行われたモデルもあるため、中古品などを購入する場合は実寸の確認が必要です。
サイズ感の違い
WAIPER公式に掲載されている740と753USのサイズ38を比較すると、次のようになります。
| サイズ38 | 740 | 753US |
|---|---|---|
| 着丈 | 80cm | 74cm |
| 身幅 | 56cm | 54cm |
| 肩幅 | 46cm | 43cm |
| 袖丈 | 64cm | 64cm |
※WAIPER掲載の実寸値。製造時期や採寸方法によって差が生じる場合があります。
同じ38サイズでも、753USは740より着丈が6cm短く、肩幅も3cm狭くなっています。
特に着丈の違いは大きく、740は腰からヒップにかけてしっかり覆うクラシックな印象、753USはコンパクトな印象になります。
同じサイズ表記でも、740と753USでは着用時のシルエットが異なることがわかります。
どちらが暖かい?
防寒性を重視するなら、32ozの740が有利です。
740には厚手のメルトンウールに加え、ポリエステル中綿入りのナイロンキルティング裏地が採用されています。
一方、753USは24ozのメルトン生地を使用し、裏地の素材はポリエステル100%と表示されています。
753USも防寒性を備えたピーコートですが、740ほど重厚な構造ではありません。
ただし、実際の暖かさは着用するインナーやサイズによる隙間、風の強さなどにも左右されます。
740USと753USの違いにも注意
Schottには、本国仕様の「740」とは別に、日本別注の「740US」が存在します。
ここは混同しやすい部分です。
| 比較項目 | 740 | 740US | 753US |
|---|---|---|---|
| 企画 | 米国本国仕様 | 日本別注 | 日本別注 |
| メルトン | 32oz | 24oz | 24oz |
| シルエット | クラシック | 日本人体型向けに調整 | より細身・短め |
| 中綿 | あり | あり | 公式素材表示に記載なし |
| 生産国 | アメリカ | アメリカ | アメリカ |
Schott日本公式サイトでも、740USについて、本国仕様の32ozを24ozへ変更し、日本人の体形に合わせてリサイズしたモデルと説明されています。
つまり、740USと753USを比較する場合、生地の厚さは同じ24ozです。
740と753の違いを調べる際は、商品名が「740」なのか「740US」なのかも確認する必要があります。
Schott 740と753はどっちがいい?
| 重視するポイント | 向いているモデル |
|---|---|
| 伝統的なピーコートの形 | 740 |
| 厚手で重厚なメルトン生地 | 740 |
| 寒い時期の防寒性 | 740 |
| ゆとりのある着心地 | 740 |
| 細身でシャープなシルエット | 753US |
| 着丈が短めのピーコート | 753US |
| 日常での着用しやすさ | 753US |
| すっきりしたきれいめコーデ | 753US |
軍物らしい重厚感や、厚手のメルトン生地を重視するなら740。
細身のシルエットや軽快な着用感を重視するなら753USが選択肢になります。
まとめ|Schott 740と753の違い
Schott 740と753の主な違いは、生地の厚さ・シルエット・着丈・裏地の構造です。
740は32ozの厚手メルトンと中綿入りキルティングを使用した、クラシックなピーコート。
753USは24ozのメルトンを採用し、細身で着丈を短くした日本別注モデルです。
ただし、740USという24ozの日本別注モデルも存在するため、購入する際は品番を確認しましょう。
Schott 740・753USの購入先
| モデル | WAIPER公式 | 楽天市場 |
|---|---|---|
| 740(32oz) | 商品ページ | 商品ページ |
| 753US(24oz) | 商品ページ | Schott公式ショップ |
※販売価格・カラー・サイズの在庫状況は変動します。
参考資料
