Schott(ショット)の740Nと740は、どちらもアメリカ海軍のピーコートをベースにしたモデルです。
結論からいうと、740Nと740は基本的に同系統のピーコートを指す名称であり、品番末尾の「N」によって生地の厚さやシルエットが異なるわけではありません。
ただし、製造時期や日本別注モデルとの混同には注意が必要です。
Schott 740Nと740の違い【比較表】
| 比較項目 | 740N | 740 |
|---|---|---|
| モデルの位置づけ | 定番740系のピーコートに使われる表記 | Schott米国公式の定番モデル |
| 品番表記 | U.S. 740N PEA JACKETなど | 740 |
| 生地 | 32ozメルトン仕様の製品が存在 | 32ozメルトン |
| 素材 | 製造時期・個体によって確認が必要 | ウール80%・ナイロン20% |
| シルエット | 740と異なる独立仕様は公式に確認できない | クラシックフィット |
| 裏地 | 中綿キルティング仕様の製品が存在 | ナイロンキルティング |
| フロント | ダブルブレスト | ダブルブレスト |
| 生産国 | 米国製の製品が存在 | アメリカ |
| 主な違い | 製品タグなどに見られる名称 | 米国公式の商品品番 |
※Schott公式では740の仕様が公開されていますが、740Nを別モデルとして比較した公式仕様表は確認できません。そのため、740Nという表記だけで独自の仕様を断定することはできません。
Schott 740の仕様・ディテール
740Nと740は別モデルなのか?
Schott米国公式サイトでは、定番ピーコートを「740 The Original US Navy Peacoat」という名称で掲載しています。
一方、740Nは「U.S. 740N PEA JACKET」という製品タグなどで使われている表記です。
実際にSchott米国公式の740商品ページには、購入者が同じピーコートを「740N」と呼んでいるレビューも掲載されています。
このことから、740と740Nは必ずしも別モデルを意味せず、同じ定番ピーコートを指して使われる名称であることがわかります。
ただし、Schottが両品番を完全に同一と定義した公式資料は確認できないため、異なる年代の製品まで仕様がすべて同じとは断定できません。
740Nは740より薄い?生地とシルエットの違い
740Nを740の軽量版やスリム版として説明している情報もありますが、「740N=24oz」「740=32oz」という区別は、Schottの公式情報から確認できません。
Schott米国公式が公開している740の仕様は次のとおりです。
- 生地:32ozメルトンウール
- 混率:ウール80%・ナイロン20%
- 裏地:ナイロンキルティング
- 着丈:32インチ(レギュラー)
- ディテール:アンカーボタン、ハンドウォーマーポケット、センターベント
740N表記の製品にも、こうした32oz仕様のものが存在します。
そのため、740Nという名称だけを理由に、生地が薄い、着丈が短い、身幅が細いと判断することはできません。
日本別注の740USとは混同しない
Schott日本公式サイトでは、米国の定番740をベースにした「740US」を紹介しています。
こちらは740とは仕様が異なります。
| 比較項目 | 米国モデル740 | 日本別注740US |
|---|---|---|
| メルトン生地 | 32oz | 24oz |
| シルエット | 米国仕様 | 日本人体型に合わせてリサイズ |
| 裏地 | 中綿キルティング | 中綿入りライニング |
つまり、32ozと24ozの生地の違いや、日本向けのシルエット変更が公式に確認できるのは、740と740USの比較です。
740Nという名称だけで、この違いを当てはめるのは正確ではありません。
まとめ|Schott 740Nと740の違い
Schott 740Nと740は、基本的に同じ定番ピーコートの系統に属する名称です。
米国公式では「740」として販売されており、「740N」は製品タグなどで見られる表記です。
現時点の公式資料では、740Nと740を生地の厚さやシルエットで区別する根拠は確認できません。
したがって、740Nは軽量版、740は厚手版という区別はできないというのが結論です。
製品ごとの実際の仕様は、年代・製品品番・品質表示を確認する必要があります。
参考資料

