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ACUとUCPの違い

ACUとUCPの違い 実物 ジャケット

米軍のミリタリーアイテムを探していると、ACUとUCPという表記をよく見かけます。

似た意味で使われることがありますが、本来は別のものです。

簡単にいうと、

ACU=米陸軍の戦闘服
UCP=迷彩パターン

という違いがあります。

米陸軍も、ACUは特定の迷彩を指す名称ではなく、戦闘服そのものを指す名称として扱っています。実際にACUにはUCPだけでなく、OCPなど複数の迷彩パターンが存在します。

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ACUとUCPの違い

ACUUCP
正式名称Army Combat UniformUniversal Camouflage Pattern
日本語での意味米陸軍戦闘服汎用迷彩パターン
何を指す?制服・戦闘服の規格生地などに使用する迷彩
登場2004年ACU導入時に採用
代表的な組み合わせACU UCP、ACU OCPなどACU、ECWCS、装備品など
現在の米陸軍ACU自体は現在も使用2019年9月30日で着用終了

一番重要なのは、ACUは服、UCPは柄という点です。

たとえば、

Army Combat Uniform in Universal Camouflage Pattern

であれば、

「UCP迷彩を使用したACU」

という意味になります。

米陸軍の資料でも、UCP仕様のACUとOCP仕様のACUがそれぞれ存在することが確認できます。

ACUとは

ACUはArmy Combat Uniform(アーミー・コンバット・ユニフォーム)の略です。

米陸軍は2004年6月14日にACUを正式な戦闘服として導入しました。

開発は2003年1月から進められ、従来の戦闘服からポケット配置や階級章の位置など多数の変更が行われています。ボディアーマーを装着した状態でも使いやすいように設計されたこともACUの特徴です。

その後、2005年から本格的な配備が進められました。

ACUの導入によって、それまで米陸軍で使われていたウッドランド迷彩のBDUや砂漠用のDCUは段階的に廃止されています。BDUとDesert BDUの米陸軍での正式な着用終了日は2008年4月30日でした。

UCPとは

UCPはUniversal Camouflage Pattern(ユニバーサル・カモフラージュ・パターン)の略です。

ACUが導入された際に採用されたデジタル迷彩パターンで、2000年代の米陸軍を代表する迷彩です。

ここで注意したいのが、

UCPそのものがACUではない

ということです。

UCPはACUのジャケットやパンツだけではなく、ECWCSなどの被服やMOLLE装備などにも使用されています。

そのため、

「ACU迷彩」

という呼び方を見かけることがありますが、より正確に表すならUCP迷彩になります。

ACUにはUCP以外もある

ACUとUCPを同じものだと考えると分かりにくくなる理由がここにあります。

米陸軍ではその後、ACUの迷彩をUCPからOCP(Operational Camouflage Pattern)へ変更しています。

2017年の米陸軍資料でも、ACUには

  • UCP
  • OCP
  • OEF-CP

といった複数のバリエーションが記載されています。

つまり、

UCP ACU

と

OCP ACU

はどちらもACUです。

違うのは使用されている迷彩パターンです。

UCPからOCPへ変更

UCPは米陸軍で長期間使用されましたが、アフガニスタンでは現地の地形に対する隠蔽性能が問題になりました。

米陸軍は2009年にMultiCamやUCP-Deltaなどの迷彩を実際にアフガニスタンでテストしています。

2010年には、アフガニスタンへ展開する兵士向けとしてMultiCamを使用した戦闘服の配備が始まりました。

米陸軍自身も、UCPではアフガニスタンの砂漠・山岳・森林など多様な環境すべての隠蔽要求を満たせなかったと説明しています。

その後、米陸軍はOCPを採用。

2015年7月1日からOCP仕様のACUの販売・配備を開始しました。

UCP仕様のACUは2019年9月30日が着用終了日となり、2019年10月1日からOCP仕様のACUへ完全移行しています。

まとめ

ACUとUCPの違いはシンプルです。

ACU=Army Combat Uniformという戦闘服

UCP=Universal Camouflage Patternという迷彩

です。

2000年代にUCP迷彩のACUが広く使用されたため、UCP迷彩そのものを「ACU」と呼ぶケースもあります。

しかし米陸軍の正式な分類では、ACUは戦闘服を指し、そのACUにUCPやOCPなどの迷彩パターンが使用されています。

そのため米軍アイテムを見る場合は、

「ACUなのかUCPなのか」ではなく、「どの迷彩パターンを使用したACUなのか」

と考えると違いが分かりやすくなります。

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