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A1 A2 違い フライトジャケット

a1 a2 違い フライトジャケット フライトジャケット

A-1とA-2は、どちらも米陸軍航空隊で使われたレザーフライトジャケットですが、細部を見るとかなり違います。ここでは、米軍仕様書やNARA(米国国立公文書記録管理局)の資料、Smithsonian所蔵の実物で確認できる内容を中心に比較します。

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A-1はボタン、A-2はジッパー

見た目でもっとも分かりやすい違いが、フロントの開閉方法です。

A-1はボタン式ですが、A-2ではジッパー式に変更されています。

Smithsonian National Air and Space Museumも、1931年にA-1を改良した際の大きな変更点として、ボタン式のフロントをジッパーへ変更したことを挙げています。

そのため、

  • A-1=ボタンフロント
  • A-2=ジッパーフロント

と覚えると、かなり見分けやすいです。

A-1はニット襟、A-2は革の襟

襟の形も大きく変わっています。

A-1はニット製の襟ですが、A-2では身頃と同じ革を使った折り返し式のレザー襟になりました。

Smithsonianでは、A-1の「knit collar」がA-2では「leather drop fall collar」に変更されたと説明されています。

つまりA-1はセーターやカーディガンに近い柔らかい印象ですが、A-2になると現在のレザーフライトジャケットらしい外観になります。

A-1とA-2では使用された革も違う

A-1のArmy-Navy Specification AN-9061では、シープスキンを使ったジャケットとして規定されています。

一方、1932年8月18日付の米陸軍仕様書 Specification No.94-3040では、A-2について明確に“horsehide leather”と記載されています。

つまり初期の仕様で比較すると、

  • A-1=シープスキン
  • A-2=ホースハイド

という違いがあります。A-2の仕様書では図面番号も30-1415と明記されています。
Good Wear Leather

なお、後年のA-2には別の革も認められるようになるため、「A-2はすべてホースハイド」と考えるのは正確ではありません。

A-2にはショルダーストラップがある

A-2の特徴のひとつが、両肩に付けられたショルダーストラップ(エポレット)です。

Smithsonianが所蔵する第二次世界大戦期の実物A-2にも、革製の襟、ジッパー、ニットの袖口・裾とともに「shoulder straps」が確認されています。

A-1のシンプルな構造と比べると、A-2は肩まわりにも軍服らしいディテールが加わっています。

A-2はA-1をそのまま置き換えたわけではない

ここは少し注意したいところです。

A-2は1931年5月9日付のSpecification No.94-3040で確認できますが、A-1のArmy-Navy Specification AN-9061は、その時点ですぐ廃止されたわけではありません。

NARA所蔵資料には、A-1のAN-9061を1934年2月8日にキャンセルする文書が残っています。つまり書類上では、A-2の登場後もしばらくA-1の規格が存在していました。
Vintage Leather Jackets Forum

A-2が登場した1931年以降も、A-1の規格はしばらく残っていました。A-2の登場と同時に、A-1がすぐ廃止されたわけではありません。

A-1は1927年に採用されたとされる

A-1は1927年に採用されたフライトジャケットとして知られています。

現在確認されているNARA資料には、1929年1月6日付のMaster Army-Navy Specification AN-9061「Jacket, Flying Type A-1」が残っています。

また、1927年11月7日という日付は、後年作成されたType Designation Sheetにも記載されています。一方で、その元になった1927年当時の米陸軍A-1仕様書そのものは、現在確認されている資料群では見つかっていません。

A-1とA-2の違い、簡単比較表

比較A-1A-2
フロントボタンジッパー
襟ニットレザー
初期仕様の革シープスキンホースハイド
肩シンプルショルダーストラップあり
確認できる規格AN-9061 / AN-650194-3040 / 30-1415
規格上の時期1920年代後半〜1934年1931年〜

見た目だけなら、「ボタン+ニット襟ならA-1、ジッパー+革襟ならA-2」というのが一番分かりやすい違いです。

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現在はA-1、A-2ともに復刻モデルが販売されています。A-1らしいボタンフロントやニット襟の雰囲気が好きな人は、現行モデルもチェックしてみてください。

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